【マルサスVSリカード】
自由貿易か保護貿易か
小麦の輸入で大激論
「経済学の父」アダム・スミス以降の英国古典派経済学者といえば、トマス・マルサス(1766~1834年)とデヴィッド・リカード(1772~1823年)が代表的な存在だ。
マルサスは『人口論』(1798年)で現在でもよく知られている。ケンブリッジ大学で数学などを学び、卒業して5年後に教職に就いた。1805年以降は東インド会社に付属する官僚養成学校で経済学教授を務める。
2016年3月22日
「経済学の父」アダム・スミス以降の英国古典派経済学者といえば、トマス・マルサス(1766~1834年)とデヴィッド・リカード(1772~1823年)が代表的な存在だ。
マルサスは『人口論』(1798年)で現在でもよく知られている。ケンブリッジ大学で数学などを学び、卒業して5年後に教職に就いた。1805年以降は東インド会社に付属する官僚養成学校で経済学教授を務める。
現在の経済学を深く理解するには、その背景を知ることである。『これならわかるよ!経済思想史』(小社刊)の著者、坪井賢一が三大思想の盛衰を軸に「経済学の歴史」をご案内する。