■フラッと映画館に行く
フラッと『残穢』を見てきました。ほんとにフラッと。本当は『クリード』辺りが見たいなあと思ったんですが、時間がちょうど良かったので。無計画に映画館に行ってその場で見るもの決めるの大好き。よっぽど混むだろうなって予想されるのを見るときはさすがにネット予約とかしますけど、何かそれも余裕無くて面白くないというか。
ちらほら出来がいいと聞いていたのもあって『残穢』にしたんですが、邦画はアニメとホラー相変わらず強いなと思える出来でした。洋画だととにかくタイマンで解決してしまうとか、そういう流れになっちゃうとこを基本的に倒せないし解決もしない、怯えるだけ怯え続ける感じの。
■天才の発想「物の隙間から誰か見てるのメッチャ怖い」
あの「物の隙間から誰か見てるのメッチャ怖い」って演出、最初に思いついたの誰なんでしょうね、天才の発想だと思うんですけど。洋画でもぼちぼち見られ始めてる演出なんですがメイドインジャパンと信じたい。昔、厚さ2mmの女っていう怪談聞いた時、その手があったかって感心しましたからね。あと「引っ越し先の間取りをよく確認したら部屋が一つ足りない」とか。今となっては定番ですが。
実話系の怪談話、オチとか展開とかそんなに重要じゃないですからね。どこで怖がらせるかなんですけど、ヘタにオチとかあると実話っぽくないし勘ぐられる隙を与える事にもなっちゃうと思うので演出重視 「掛け布団の隙間に誰かいる」とか「冷蔵庫の裏から誰かこっち見てる」とかもうそれだけで良くてその問題を解決しなくてもいいというか。なんか侘び寂びの世界を感じ取れますが。『残穢』はそれにミステリ要素を加えて一ひねりしています。