結婚をしないといけない理由は?
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
江戸時代は結婚率は半分くらいだったという話はご存知でしょうか? というか、逆に結婚率がすごく高かったのは、日本の長い歴史の中で昭和の時代だけだったそうです。そんな誰もが結婚していたという珍しい昭和の時代の世代が今の親の世代だから、「結婚はあたりまえ」という価値観をおしつけるひとが多いわけですね。
さて、江戸時代以前に結婚していた人たちはどういう理由から結婚していたのでしょうか。「合コンや職場で出会ってしまって、デートを重ねて、ちょっと付き合って、そしてお互いが愛し合っているのを確認した」から結婚していたわけではないですよね。「家」を絶やさないために結婚していたんです。もちろん、恋愛結婚もあっただろうとか、色々とあるとは思います。まあ細かく突っ込まずに「ざっくり」で読んでください。
それで思うのですが、現代ってもう「家を絶やさない」っていう感覚がなくなりはじめていますよね。結婚ってデリケートなテーマなので、すごく言葉を選んで書いていますが、もしかして現代の日本は「結婚という制度なんていらないのかも」ってみんなが気がつき始めたんじゃないかなって気がしているんです。
周りで離婚の話をたくさん聞きますよね。「僕たちは結婚してとても幸せです」って表明している人たちって少数派のように見えますよね。「結婚って大変だよ」という言葉ばかり耳にするから、若い人も結婚なんてしたくなくなりますよね。
「結婚という制度って、どうして存在するんだろう? 税金が控除される以外に何かメリットがあるのかなあ?」ってみんなが普通に感じているのではないでしょうか。「みんながしているから結婚はした方が良いよ」という同調圧力は、もう僕も含めた昭和の人たちの層が消えてしまえば、なくなってしまうんじゃないかなあって気がしています。
現代の日本では、「結婚」に関して二つの問題が出てくると思います。