投資の要は、利息が利息を生み、時間とともに膨らんでいく「複利効果」を、思いっ切り活用することだ。
それには、使い道の決まっていない余裕資金を、マーケットで想定される「最大の損失」を被っても生活に影響しない範囲内で、リスクのある資産に回すのが「正解」ということになる。
リスクと期待リターンの目安は、下図の通りだ。この二つは相関する。リスクはなくとも大きなリターンが見込める、といった“虫のいい話”は、まともな投資の世界では存在しない。
厚生労働省の調査によると、DCの残高8兆5400億円のうち、預貯金4割など元本確保型の金融商品が6割を占め、株式、投資信託などは4割にとどまる。