知らない人に会うのは疲弊する
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
先日、カウンターである女性から「男の生理」という言葉を教えてもらいました。
「男性って特に理由もなく『一人っきりでいたい』って言い出すときがあるじゃないですか。で、しばらくの間、放っておいて一人にさせておくと、また元に戻っていつものようにみんなとうまくコミュニケーションが取れるようになりますよね。あの『一人っきりになりたい期間』のことを『男の生理』って呼んでいるんです」
なるほど。確かにそういうことってありますよね。こういう感覚って女性にもあるとは思うのですが、やっぱり男性に顕著な感覚のような気がします。
僕たち人間はみんなと仲良くなりたいから、SNSやメールや手紙といったあの手この手を使った連絡をとって、たまには食事に行って、誕生日や盆暮れには贈り物を交換します。でもそれが時にはなんだか億劫になってしまって一人になりたいんですよね。難しい問題です。
僕はこのバーテンダーという仕事を始めて数年で気がついたことがあります。「人間って、知らない人に会いすぎると心がすり減ってくるんだ」ということです。