主夫婚活を成功させるには?
堀込泰三(以下、堀込) それでは、お話は戻りますが、主夫になりたい男性の婚活を成就させるには、どうしたらよいと思いますか?
白河桃子(以下、白河) 女性の婚活と一緒ですね。戦略的にアピールしていかなければなりません。お金が稼げる、仕事ができること以外の魅力をうまく提示できないといけません。
堀込 男女ともに、その提示の仕方がうまくいっていないのかもしれません。
白河 以前、コラムにも書いたのですが、日本の女性はこれまで上手に“計算”してきたと思うんですよね。日本の女の子はファッションセンスがいいですし、海外の男性にもモテますよね。それは、見た目だけじゃなくて、料理の腕や教養など、女子力を磨いてきた結果だとも思うんです。
堀込 そういわれてみると、アピールが上手ですし多種多様ですね(笑)。
白河 バブル世代の婚活している友人には、アロマテラピーでも習いなさい、といっています。健康面もケアできるんだ、というところアピールしなさい、と(笑)。
堀込 男性も見習わなきゃいけませんね。
白河 女性も稼ぐようになってきていますから、男女の役割というのは、私たちが思っているよりももっと自由になってきているんですね。
堀込 主夫もそうですもんね。主夫になりたいという男性は、もっと上手なアピールが必要ですね。
白河 女性は難しいところもあって、繁殖しなければならない思いが強いと、強い種にひかれ、一緒に子育てすることを考えると、穏やかな種にひかれるんです。主夫志望の男性は家庭的な種であることをアピールする必要があるのかもしれませんね。
堀込 自分のことを考えてみると、やはり、自分には家事・育児が向いていたんだな、と思います。
白河 いくらアピールが上手でも、男性に最初から働かない、と言われると拒否反応がでるかもしれませんね。子どもが生まれると差し迫った事情があるなら、どちらが稼ぎ育てるか、選択しなければなりませんけど。
以前、夢を持っているフリーターの男性と、医者や歯医者など、自分の手でしっかり稼いでいる女性を故意的に呼んで婚活したことがあるんです。イケメンの若手デザイナーも来て盛り上がったんですけど、1カップルも成立しなかったんです。
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