ビジネスは気負わず、「ゆるく」スタートする
夫婦ビジネスに限らず、「いざビジネスを始めよう!」とするというと、なんだかとても大きなこと、大変なこと、というイメージがあるかもしれませんが、もっと肩の力を抜いて、最初はジョギング感覚で始めるのがよいと思います。
「この仕事に賭けるんだ」「なんとしてでも成功させなきゃ」と考えると、目をひんむいて必死にならなければならず、あまり楽しくなくなるからです。 だから、趣味の延長からスタートする。「自分たちはこれをやってみたい」「でもウケるかな?」「ウケなかったらやめちゃえばいい」という感じです。「えっ、そんなテキトーでいいの?」と思われるかもしれませんが、そんなテキトーでいいのです。やめたって誰も気にしませんからね。
たとえば僕たちの例で言えば、もっともゆるいビジネス、と言えるかどうかわからないほどゆるいことと言えば、海外不動産視察ツアーがあります。 マレーシアで不動産を買った縁で、そこの業者と組んで、「午堂登紀雄・秋竹朋子と行く、マレーシア不動産視察ツアー」を企画しました。 それは、僕たちが買った物件の手続きや、完成・引き渡しの立ち会いなど、現地に行くタイミングに合わせて開催するだけ。仕事というより、「自分たちはマレーシアに行くんだけど、もしよかったら一緒にどう?」ぐらいのノリです。それも年に1~2回程度。集客も、お互いのブログやフ ェイスブックなどによる告知のみで、近い関係の人しか誘わないから、気分もラクだし何より楽しい。
「最初から黒字にするんだ!」と気張ってしまうと、準備を完璧にしなければとプレ ッシャーとなり、リリースするまでに時間がかかってしまいます。そうでなく、まずはスピード優先で、手始めにゆるくスタートしてみて、手応えを見る。そして試行錯誤しながら、商品・サービスの完成度を上げていくのです。